私が今住んでいる家は約8年前に建てた一戸建てで、20坪程の小ぶりの家です。
家を建てる当時、一番こだわったのは階段です。
階段の形、これは本当に大事
2階以上の戸建住宅では階段が一番大事なのではないかと私は思います。
なぜかとゆうと、ほとんどの戸建てではエレベーターはつけないと思います。
階段は、階下と階上を結びつける唯一の道で、上り下りしづらいと、暮らしにくい家になってしまいます。
実際、戸建ての間取りを決めるのに、一番大変なのが階段らしいのですが、私も本当にすごく長い時間悩みました。
最初は狭い敷地なので、階段を緩やかにしたいとは思いましたが、緩やかにすると、階段の面積が広くなって、欲しかった収納をあきらめないといけませんでした。
当時、姉が全身麻痺の人の介護の仕事をしていたのですが、その人は自宅の階段から落ちて、全身麻痺になってしまって、それ以降寝たきりになってしまった事を聞きました。確か、まだお若い方で、本当に気の毒だなあと思ったのと、階段とは本当に恐ろしいと思いました。
その事で収納をあきらめる決心がつき、ゆったりした階段にすることにしました。
それから、あれこれ考え、最終的にこんな感じなりました ⬇
一段の高さは標準にしてあるのですが、普通あまり入れていない所に90cm×90cmの板を入れたので、全体がとてもゆったりと見えます。
階段の長さは約3.6mです。蹴上げは約20cm 踏み面は約25.5cmでした。
それと、廻り階段を60度⇒30度⇒30度⇒60度にすると廻りやすいと、何かの記事で読んだので、設計の方にお願いし施工してもらいました。
他の階段と比べる機会が無かったので、どう廻りやすいかは実際よくわからないのですが、60度の面で一呼吸間をとるリズムで登り降りする感じです。
重い家具を階上へもしくは階下に運ぶ時には、その60度でちょっと休憩します。
で、90cm×90cmの所でも休憩します。
子供が小さい時
乳幼児は別として、小さい子供が登り降りする事にあまり不安を待たずに暮らせました。実際、うちの階段で転んで、大きな怪我をした人はいません。
中高年の運動に
以前はマンションに住んでいたし、独身の時は田舎の平屋の家にずっと住んでいて、自宅の階段が未経験だったので、この3階戸建てに引っ越した当時は、この緩やかな階段でも、かなり辛く感じストレスでした。
ですが、住み始めて半年くらいから、なんとなく脚力がついてきたような気がします。
もともと運動嫌いで筋肉があまり無いのですが、最初は仕方なく階段の上り下りをしていたのですが、このことが今の私の健康を助けてくれているんだと、最近強く感じております。
中高年はとにかく食事と運動を疎かにすると、すぐに病気になってしまいますから。。
老後は
出来るだけ、この階段と共に生活して、足腰鍛え続けていきたいと思うのですが、
やはり最終的には限界があり、マンションのような環境に住む事になるんだろうとは思いますが。。
万が一、歩けなくなったら
私も含め、家族の誰かが、何らかの理由で歩けなくなったら、うちの間取りでは厳しくなります(1階がリビングで2階にお風呂、寝室)
そうなったら、マンションに引っ越し?しないといけないのかな。
でもでも、そうなったら、ものすごく残念すぎます。
もしそうなったら、階段昇降機でも検討しようと思います。
階段昇降機を実際見たことがないのですが、ディズニー映画の『カールじいさんの空飛ぶ家』に出てきていましたね。
まとめ
一戸建ての間取りを決める時は、階段を真剣に考えるべきです。
階段が上り下りしやすいと、自然に家族が集まりやすいはずです。
そして階段がゆったりしている事で、階段で怪我をする確率をできる限り下げる事ができます。
そして常に運動にも使え、家族の健康にもつながるはずです。
約8年住んでみて、この階段にしていて、良かったと思っています。