Moms-diary’s

思春期の子供2人と中年の夫と暮らす主婦の日記

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私たちの祖先はウィルスと取引をしたの? 数百万年後には男性はいなくなってしまうの? 「ヒューマニエンス 40億年のたくらみ」より。 

NHK BSプレミアム の「ヒューマニエンス 40億年のたくらみ」という番組が好きで、時々見ているのですが、先日は90分SP「人間を生んだ力とは?」のテーマで番組が展開されていました。

www.nhk.jp 

見た方もいるかもしれませんが、私にはとても興味深いものだったので、一部をご紹介したいと思います。

人間の祖先はウィルスを利用した

1億6600年前の頃、人間の祖先は卵を産んで命をつないでいたが、ある時にあるウイルスに感染し、遺伝子PEG10が体の中に送り込まれました。

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赤ちゃんの栄養の橋渡しの胎盤は、このウイルスのPEG10とゆう遺伝子によって、作られるようになりました。

 なので、母親のお腹の中で赤ちゃんを育てるとゆうシステムは、このウィルスのおかげで進化したことになります。

 

胎盤で子供をつくる事は、ウイルス感染を無くして誕生しなかった、とゆうこになります。

 

ウィルスの目的は自分のコピーを作るために、相手の遺伝子に紛れ込ませることです。

紛れ込まれた細胞は、ウイルスのコピーを作り始めて増えていきます。

 

哺乳類の祖先は、ウイルス由来のまったく新しい、胎盤を作るための遺伝子PEG10を、自分の子孫作りに使うようになっていきました。

 

そして現在の人間にも、そのPEG10が組み込まれています。

 

胎盤出産を完成

1億6600年前に手に入れたPEG10の後に、1億4800万年前にRTL1(PEG11)とゆう遺伝子も手に入れ、その遺伝子で胎盤の能力をさらに高めて、現在の胎盤出産の形を完成させました。

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このRTL1遺伝子は、脳の進化に右脳と左脳をつなぐ神経繊維をも進化させ、脳の情報処理能力を飛躍的に発展させました。

 

このPEG10を手に入れる時代は、地球上の大変遷があり、地球上の酸素濃度がかなり低くなった世界で、生物の卵が酸欠になるような環境だったのです。

なので、卵ではなく、母の体内で育つ必要性が出てきて、そのような進化に繋がっていったと考えられています。

  

地球上の大きな変化によって、生物とウィルスがもたらした進化により、何億年とかけて、多様な進化を可能にしてきたということです。

 

今後もしかしたら、温暖化によって南極北極の氷が溶け、未知のウイルスが人類に侵入してくるかもしれまん。

そして、その未知のウィルスとも人類は戦うことになるかもしれないが、それによって新たに人間は進化をしていくかもしれません。

 

男性がいなくなってしまう?

男性と女性を分けるX染色体とY染色体とうゆうのがありますが、Y染色体はX染色体に比べて極端に小さいです。

 

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2002年、世界的に有名な科学雑誌「nature」に掲載された、「性の未来」とゆう論文の中で、男性を決めるY染色体が数百万年後には消滅する可能性が高いと予測したと書かれたそうです。

 

それは、500~600万年後と予測されたそうです。

でも、遺伝学者のジェニファー・グレーブス博士が「突然変異が起きれば、世界のどこかで来週消えても不思議ではない」といっています。

 

”えっ、Y染色体がいなくなったら、男性がいなくなるの?どうゆうこと!”

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人類の祖先が胎盤を手に入れた時代と同じ頃、1億6600年前の恐竜が生きていた時代にはY染色体も、X染色体も同じ大きさでした。そして、1億6600年かけて、すり減っていき、現在の13分の1まで小さくなってしまいました。

 

なぜ、小さくなったのか。

 

母親の染色体はX染色体が2本あり、片方が傷ついていても、もう片方で補って修復してから子供に受け継がれるので、傷が蓄積されにくいのです。

ところが、Y染色体は父親に一つしかなく、傷がつくと修復できないので、そのまま子供(男の子)に受け継がれてしまうのです。

そして、傷がたまって13分の1まで小さくなってしまいました。

 

 でも南西諸島に生息しているトゲネズミの雄は、 X 染色体が1本しかない

Y 染色体は無いのに、オスの生殖器を持って生まれています。

 人間より先に、Y 染色体が無くなってしまっている、とゆうことです。

 

これは、オスを決める遺伝子を、全く別の染色体で新しく進化させたと考えらています。

なので、人間も同じようになっていくのではないか、と考えられています。

 

最後に

去年から、新型コロナウィルスが猛威を振るい、世界中を混乱させてきました。

そして今後も、未知のウィルスが私たち人間を混乱させていくかもしれません。

でも、そのウィルスと人間との共存の間に、どんな新たな進化が起こっていくのか、気になります。

 

などど、だだの主婦が想いを巡らせています。。

 

そして、Y 染色体の形、納得しました。なるほどでした。

数百万年後だと私は知る由もないですが、Y 染色体が無くなっても、トゲネズミのように進化できますように。 。

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この番組、俳優の織田裕二さんが司会で、人間の真の姿に迫っていくシリーズです。

勉強にもなり、生命の神秘を感じられますし、おもしろいです。

ちょっと難しい言葉が出てきますが、具体的な映像で引きつけてくれますし、小学生のお子さんと一緒でも楽しめると思います。(今回は性のお話が出てきましたが、その他のテーマだと大丈夫)

また生物、科学への興味の入り口になっていくかもしれません。

オススメです ♪