最近の若者は自動車離れの傾向にあるそうですが、やはりマイカーはあると便利ですよね。
私は数年前まで長い間、ペーパードライバーでした。
ですが、下の娘の中学受験塾への入塾の際に、ペーパードライバー脱却を目指しました。
小学生の娘の通塾が気になって
上の子と、下の子が2歳ほど離れているんですが、子供たちが小さい頃は、いつも自転車の前と後ろの乗せて、いろんな用事を済ませてきました。
徒歩圏内に、小児科、眼科、歯医者、皮膚科、整形外科、等々の病院があったし、スーパーもいくつかあり、車に乗らなくても不便を感じませんでした。
ちょっと大きくなったら、もう子供たちも自転車に自分で乗れるし、自宅は駅近だし、もう車を運転することはないだろうと思っていました。
ところが、小学4年生の娘が中学受験塾に通う事になり、まだ小柄だった娘が夜一人で電車で帰ることがちょっと気になっていました。
それに、息子も中学受験の忙しい6年生になるところで、私も車での送迎が出来るといいなと真剣に思い始めました。
そこで、ペーパードライバースクールに通うことを思いつきました。
コンパクトカーへの乗り換え
当時主人が乗っていたのはオデッセイというホンダの車で、私には大きすぎて運転不可能と思っていました。
私の周りの女性の方でも、自宅の大きなワンボックスカーを乗りこなしている方もたくさんいました。
そのオデッセイは何年目だったかな、8年目?9年目?の車検の時期を機会にコンパクトカーに買い換えをすることにしました。
自宅のガレージは1台しか停めれないし、我が家は1台所有で十分でした。
主人はそのオデッセイを気に入って乗っていましたが、私の運転しようとする気持ちを組んでくれて、コンパクトカーへの乗り換えに快く同意してくれて、同じホンダのコンパクトカーのフリードのハイブリッドカーに買い換えしました。
出張型ドライビングスクール
車の免許証が取得できる最寄りの自動車教習所に問い合わせをしましたら、ペーパードライバーコースは、実際の運転免許証を取得する人が少ない時期のみに開講されているそうで、私が電話した時期が12月くらいで、当分コース開設が予定されていませんでした。
なので、運転免許の教習所ではなく、出張型のドライビングスクールで、ペーパードライバー講習を受けることにしました。
ネットで高評価だった出張型ドライビングスクールに連絡し、我が家まで指導員に来て頂いて、我が家の新車のフリードで講習して頂くことにしました。
電話でお勧めされた、お試しコース(90分 約8000円)をとりあえず受講しました。
来て頂いた担当の先生はまず私の状況を確認していました。
- 運転を全くしなくなってから15年くらい経っていた
- 運転再開の目的
- 今後車で行きたい、練習しておきたい場所
という感じです。
初めての講習の日、あまりにも私が緊張していて、先生がかなり気を使ってくれていました。
とにかく、その先生は本当に人格者で、「緊張していても大丈夫ですよ、少しずつ慣れていきましょう」と何度も声を掛けてくれました。
おかげで、なんとか家の周りを何周か運転し、大通りまで出て、歩行者がいる信号・左折・右折を繰り返し練習することが出来ました。
とにかく、緊張しました。
その後は一回目とは違う先生に続けて、3時間コースを3回か4回くらい教えて頂いて、講習修了となりました。(記憶が曖昧で、すみません)
その3時間コースの先生には、本来目的の子供が通う塾への路を教習して頂きました。
本来目的だった子供が通う中学受験塾は、ディープな繁華街の近くで、その付近を通過していくので、講習の時は昼間でしたが、歩行者が多く緊張の連続でした。
歩行者がいる信号を曲がる時は気を使います。自転車のスピードに慣れているのに、車の速度にはドキドキします。1回3時間の講習で、ヘトヘトになりました。
先生には、左折の時のスピードが速すぎるとか、ハンドルの切り方を何度も注意されるとか、確認が足りていないとかで、けっこう何度も注意されました。
そして一番てこづったのは、自宅のガレージです。
縦長のガレージに、左端をピタリと寄せて停めるのは、私には至難の業でした。
鈍くさい私に、先生はかなり苦労されていました。
とにかく自宅のガレージに駐車ができないと、車で出掛けられないので、駐車は基本なのかもしれません。
とにかく最後は駐車することに集中しました。
なんとか、コツをつかんでガレージの駐車も習得し、3回目くらいでは、「もう、大丈夫そうです」と安堵され、雑談もできるほど余裕が出来ていました。
その後、主人に助手席に乗ってもらい、運転の練習を数回し、初めて一人で子供二人を乗せて、子供が通う塾へ送っていった時、緊張しすぎて道を間違えて、一方通行の道を逆行しそうになりました。
すると、そこに婦人警官の方が大きな声で、「そっちはダメ」と声を掛けてくれました。おかげで、違反切符を切られずにすみました。よかった~。。
婦人警官さんは、私が車に付けていた初心者マークと、窓越しの私の緊張した顔で、ピンときたんでしょうね、助かりました。ありがとうございました。
実は独身時代は運転していた
こんなに緊張して講習をうけていたのに、実は独身時代は通勤で車を使っていた時期もありました。
私の実家は最寄りの駅まで歩くと小1時間程かかってしまうくらい遠く、私の近所では車は必要不可欠なものでした。
バスはバス停まで徒歩で8分くらいかかって、しかも昼間は1時間にたったの1本しかないような、ものすごく不便な所でした。
なので、うちの実家では16歳になったら、原動機付きバイクの免許を、18歳になったら、自動車運転免許を、取らなくていけませんでした。
もちろん、まだ学生だったので、費用は親が出してくれたんですが。
そんな、こんなで、私の地元では車が乗れないと就職も出来ないと言われるほど、車社会でした。
私も、地元で仕事をしていた時期には車で通勤もしていたので、当時は車を運転出来ていました。
ですが、結婚してから、主人の持っていた車が大きかったことと、主人が運転がわりと好きだったことに、ついつい甘えていたら、もう全く乗れなくなってしまいました。
それに、私の実家のような田舎とは違い、結婚後に住んだ大阪市内は煩雑な交通事情で、私にはとても運転出来ないし、もう運転することもないと思っていました。
ですが、子供の通塾を機に、なんとかペーパードライバーを卒業出来たみたいです。
最後に
当初、大阪だけではないと思いますが、タクシーの運転がとにかく荒く感じました。
運転に不慣れな当時、信号の直前で急に停車したりするタクシーに恐怖を感じていました。
ですが、今はタクシーの動きがだいぶ予想できるようになり、”まあ生活がかかってるもんな~” と荒い運転にもずいぶん寛容になれました。
今はもう子供の塾の送迎はしていませんが、子供の矯正歯科の月に一回の検診日だけ、車で送迎しています。
それと、運転って同時に多くの注意を払わないといけないですよね。
若い時には、気づけなかった事もあると思うのですが、確実に反射神経が老化していて、瞬時判断が衰えていると感じました。
運転から離れる年数が長くなればなるほど、運転再開がしんどくなるそうです。
ですが、ペーパードライバースクールの先生は、たいていの方は運転出来るようになっているとおっしゃっていました。
先生に、私はかなり鈍くさいので大変でしたか?と最後の方に聞いてみたんですが、嘘かもしれないですが、「普通、普通ですよ ♪」と笑顔で答えてくれました。
「主人と練習すればいいのでは」と友人に言われていたのですが、気の短い主人とは無理だったと思っています。
なので、ペーパードライバースクールの講習を受けて、良かったと思います。
私がお世話になったスクールはこちらです。
こちらのスクールの出張は関西エリアなのですが、お住まいの地域でも他のペーパードライバースクールがあると思いますよ。
自動運転の時代がいずれ来るとは思いますが、それは当分先のことなんで、今ペーパードライバーで、運転を検討されている人には、この出張サービスはお勧めですよ ♪