Moms-diary’s

思春期の子供2人と中年の夫と暮らす主婦の日記

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「2月の勝者」第3話を見ました。転塾は6年生になる前の方がいいです。どの環境で学習するかは、早いうちに見極めをしてあげよう。

ブログ訪問ありがとうございます。

先日「2月の勝者」第3話を見たのですが、テーマになっていた「転塾」について考えてみたいと思います。

6年生になってからの転塾

さて「2月の勝者」の第3話ではドラマの主体となる塾でトップ成績の6年生の女の子が、他のもっとレベルの高い名門塾に転塾しようとするお話だったのですが。。

実際は、6年生がスタートしてから転塾する子は少ないと思います。

中学受験はたいてい4年生から入塾するので、6年生になる頃にはほとんどの子供たちは塾の環境、指導方針に慣れ親しんでいるし、いよいよ具体的に志望校を決めていく6年生が始まってからの転塾は、生徒側に大きなリスクを伴います。

転塾をするなら、できるだけ早い時点で決断をするべきだと思います。

大人でも環境が変わったら、最初は実力を発揮しにくくなるものですよね。

入試日が迫っている6年生は、時間を極力無駄にできないので、できるだけ最善の環境にいた方がいいに決まっています。

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通信教育「進学クラブ」

うちの子供も、中学受験塾選びには悩みました。

兄の息子の場合、塾選びの前に、中学受験をするかしないかでも、散々悩みました。

息子は4年生当初に受験を検討するという意味もあって、四谷大塚の進学クラブとういう通信教育を半年ほど受講してみました。

進学クラブというのは、「予習シリーズ」という有名なテキストを使って、自宅で動画授業を受けて、自宅でテストを受けるという通信教育です。

自宅のパソコンで、好きな時間に授業を受けることが出来、費用も通塾に比べるとかなり安くなり、学習内容もハイレベルということもあって、人気はあるようです。

息子も幼い好奇心で乗り気になり、半年の教材とノートパソコンを購入し、いざ受講。そして私は半年間、息子の様子を観察していました。

進学クラブでは、5週に1度程度のペースで、組み分けテストを行って学力別のクラスを決めます。そしてそのクラスのレベルでの週テストを受けて、その答案を進学クラブ本部へ送って採点してもらい、自宅に返送されるというシステムです。

ですが小学校で宿題しかやってこなかった息子は、全然勉強の仕方を知らなかったし、親の方もどうフォローしていいか分かっていませんでした。

なので息子には一方的な動画授業形式の学習だけでは、授業内容を確実には習得できないようでした。

またこの組み分けテストというのが非常に難しくて点を取れず、クラスもずっと下のままでした。

この通信教育の結果だけでは「受験をしない」と決定しきれないことと、動画授業だけの学習が息子には向いていないことを痛感したことで、費用が高額になり、夜遅い帰宅になってしまう受験塾に通ってみる決心がつきました。

その後夏休み中に体験授業を経て、集団塾に入塾したのですが、これも一種の転塾になるかもしれません。

結果的に、集団塾ならではの多くの刺激は、息子だけでなく私にもかなりプラスに働いたように思います。

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娘の転塾

妹の娘も実は転塾しているんです。

自宅の近所にある進学塾に3年生から通っていたのですが、4年生から(3年生2月)から兄の通う塾に転塾しました。

自宅近くの受験塾は、全国に多くの校舎があり、学習カリキュラムも統一されている塾なのですが、その校舎では生徒数は10人程度の1クラスのみで、先生も生徒の名前を下の名前で呼ぶようなアットホームな環境でした。

当時は兄の息子が、大規模な集団塾に通塾していて、そちらの方で大勢の生徒と切磋琢磨する環境にいました。

その切磋琢磨する姿に強い憧れ?好奇心?のようなものを感じていた娘は、自ら転塾の意志を伝えてきました。

そのアットホームな塾では仲の良い友達もいて、成績も上々だったのですが、息子も通っていたこともあって、娘の言うとおり転塾することにしました。

 

寂しくないか心配した日々

息子も娘も集団塾に入塾して1年間くらいは、塾で仲良しの友達が出来なかったようでした。

同じ小学校同志のグループで入塾している子がけっこういて、その輪に入っていけなかったこともあり、二人とも社交的な性格では無かったことなどが原因だと思います。

私の寂しがり屋な性格のせいか、その事が気になって仕方なかったので、毎回、休み時間に誰かとお喋りしたか?と尋ねつづけたのですが、本当に1年以上誰とも必要な事以外は話さなかったようなのです。

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土曜は4時間以上塾に滞在しますし、とにかく寂しくはないか、辛くはないかが気になっていましたが、どうもそんなことは無かったようです。

ですが、二人とも5年生の終わりくらいには、クラスが定着してきて、同志のような友達グループが出来ていたように思います。

その友達たちと切磋琢磨しながら、最終的には同じ中学校の入試の花道を一緒に歩いておりました。

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最後に

ドラマの転塾をしようとした女の子は、結局転塾せず、もとの塾で頑張ることにしたようです。

6年生の途中だったこともありますし、体験した塾が性格的に合わなかったこともありますし、その方が私も良かったと思っています。

息子には合わなかった「進学クラブ」ですが、子供自身にやる気があって、親が管理しきれる自信があったら、絶対お勧めです。

通塾より低コストで、通塾移動時間も無く、自分のペースで学習できるのですから。

我が家の子供たちには競争心を煽る大規模集団塾が向いていたようで、結果としては転塾は成功だったように思います。

ただ欲を言えば、本当は好奇心からもっと知りたい、もっと理解したいという意欲でもって勉強に取り組んで欲しかったのですが。。

今でも子供たちの好奇心の先は、学問の世界には向いていないようです。

今も以前と同じように、周りの友達たちとの競争心でもって、学習意欲をなんとか維持しているようです😅

 

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