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実は今年の5月頃まで、とても鈍くさいおばちゃんの私はピアノを2年半くらい習っていました。
全くの初心者でおばちゃんの私が、主に小さな子が通うピアノ教室でピアノを習うのは、かなり恥ずかしかったのですが、なんとかバイエル卒業出来ました。
コンクールを機にアップライトピアノを購入
息子も娘も、幼稚園からピアノを習っていたのですが、二人とも中学受験が忙しくなって、やめてしまいました。
二人とも週に1度の30分程度レッスンで、自宅でも1日10~20分くらいしか練習していなかったので、そんなに上手にはならなかったのですが、とりあえずバイエル上下は卒業は出来ました。
息子の方が娘より得意な感じだったようで、バイエルが終わってからブルグミュラーとチェルニー、ハノンの教本で練習を少ししていた感じです。
そんな子供たちも、先生の勧めで4年生の時、ピアノのコンクールに出たことがあります。
二人とも本戦敗退の結果だったけど、一生懸命練習できたことは本当に良い経験になりました。
でも、息子がコンクールにでることが決まってから、自宅の電子ピアノの音のタッチが初めて気になってきました。
それまで、レッスンでは先生宅のグランドピアノで練習をし、自宅では電子ピアノで練習するといったサイクルだったけど、全然気にならなかったんですが。
電子ピアノの鍵盤が先生宅のピアノの鍵盤と比べてタッチがかなり軽く、連打する感覚がなかなか習得できなくて困りました。
もちろん、それまでもタッチが違うのは本人も分かっていたみたいですが、レッスンとピアノ教室の演奏会くらいでしか弾かないので、そこまで気になりませんでした。
先生も気にしてくれていて、追加料金など無しでコンクール曲のレッスンを延長してくれたり、先生の空き時間にレッスンを追加してくれたり、本当に親身になって頂きました。
そのおかげでコンクール後は息子もずいぶんと上達したような気がします。
その後、どうしても本物のピアノで練習させてあげたくなって、思い切ってアップライトピアノを購入しました。
さすがに小学校高学年からだし、新品はもったいなかったので、中古ピアノにしました。
新品のピアノは高いですし、こだわらなければ、中古でも状態が良ければいい音です。しかし、やはり本物のピアノはいい音がしますよね。
その後は二人とも、本物のピアノで練習することが出来ました。
でも、電子ピアノのままで練習していた場合と、最終的にはどれだけ差が出ているのかは分かりませんが(差が出ていなかったという事も考えれられます😅)。
全く初心者の中年からのピアノ
私は田舎の素朴な家庭生まれで、ピアノとは縁がない環境で育ちました。
なので、ピアノが弾ける人には人一倍憧れていたというのも、子供たちにピアノを習わせた理由のひとつでもあります。
優しい曲なのだろうけど、子供たちが両手で弾けていることに感動していました。
リビングにピアノの音が流れてくるのは、心地よかったです。
でも、まず息子の中学受験の勉強が忙しくなってピアノをやめ、続いて妹も同じようにピアノをやめることになりました。
娘のレッスンをやめることを伝える時に、初心者のオバサンの私を教えて欲しいと先生にお願いしました。
先生は少し戸惑ってらっしゃったのですが、快くOKして頂けました。
こんな鈍くさいおばさんが1からピアノを習いたいと言い出すのは、すごく恥ずかしくて、勇気がいりました。
実は、いつか私もピアノを習ってみたいとずっと思っていたのですが、機会がないまま、こんなオバサンになっていました。
そのピアノの先生がとても優しくて教え方も上手で、この先生なら教わりたいな、私の気持ちが勢いのある今しかない!とご迷惑を承知でお願いしました。
(私の気持ちが落ち着いてしまったら、もう一生習うことはないと感じていました)
私のレッスン初日は、ピアノの蓋に頭をぶつける程緊張しました。
子供たちはピアノがそんな好きではなかったから、レッスン終了と共に全く弾かなくなりましが、今度は私が弾き始めました。
やっぱりピアノは難しい
年をとってからピアノを1から覚えるって、難しいですね。
特に私は運動神経が悪いので、覚えが悪く先生も苦労されてました。
小さい子供は感覚で飲み込んでいくが、大人は頭で考えながら弾いてしまうと先生はおっしゃっていました。
あまりの自分の鈍くささで、先生に申し訳ないと何度もやめようと思ったのですが、ずっと言い出せず、2年半くらい週1回30分のレッスンを続けさせて頂きました。
その結果、「大人のためのバイエル教本」を終了し、息子が使った「ハノン」と「ブルグミュラー」を途中まで練習できました。
先生はもっと難しい曲を弾けるくらいまで、何年も続けた方がいいと思ってらっしゃったと思うのですが、私は子供たちがレッスンしたレベルくらいまで弾けるようになれたことに実は大満足していて、この段階でレッスンを修了することにしました。
こんな鈍くさいおばさんを、熱心に指導して頂けた先生には感謝しかないです。
我が家のピアノは修了
ピアノのレッスンを修了してから、こうしてブログを書くことが楽しくなったこともあり、私はピアノを弾かなくなりました。
子供たちも、ほとんど弾かないのですが、あのピアノはずっとリビングにどーんと置いてあります。
そのピアノがあることで、リビングには小さめのソファしか置けず、ソファの取り合いでしょっちゅうケンカしていました。
小さかった子供も高1、中2になり、見た目もずいぶん大人になってきました。
あ~、もうあと何年一緒にリビングで過ごせるのだろうかと、寂しくなってきました。
そこで、リビングにもうひとつソファを買って、そんなしょうもないことでケンカせず、家族団らんを楽しく味わいたい!!と強く思ってきて、ピアノを移動するか処分することを考え始めました。
気持ち的に今はまだ処分する気にはなれず、とりあえず主人の実家に置かせてもらうことになりました。
最後に
息子も娘も、同級生には、ものすごくピアノが上手な子がいますが、我が家のピアノはバイエル終了レベルで皆、落ち着きました。
世の中には、すごい才能のある子供たちのピアノで、周りの大人を驚かせることがありますが、どうやら我が家のDNAには、そんな才能の記憶は書き込まれてなかったようです。
それでも、子供たちは幼稚園の頃から何年も、繰り返し練習すると必ず上達するということを身をもって学んでいたことは確かです。
うちの子供たちは勤勉な性分ではなかったので、練習させるのに手を焼いたし、練習も毎日ほんとちょっとしかしていませんでしたが。。
そんな感じでしたが、クリスマスなどの発表会や、コンクールや、家での演奏会
なんかで、ピアノのおかげで子供のたちとの想い出がたくさん出来ました ♪