今回は難しくてスランプになった子供への対応について、書いてみました。
学年が上がると内容が難しくなる
学年が上がると、塾で学習する内容(特に算数と理科)が、一段と難しくなります。
急に難しく感じると、大人でも抵抗感がでると思います。
難しい問題の方がやる気がでる人もいますが、そんなポジティブ思考を皆が出来るわけではないです。
拒絶反応が出て、思考回路も鈍くなり気味になることも、あるかもしれません。
それは、学年が上がったばかりの頃に多いのかなと思います。
5年生に上がった時、6年生に上がった時。
そして4年生の入塾の時です。
息子の場合ですが、5年生に上がった時、知識学習がメインだった理科が、急に思考を伴う計算問題が多くなってきました。
当時「てこの問題」(力学の問題)が始まった頃、息子にちょっとした変化がありました。
いつも塾の授業や小テストの事を息子に尋ねていたのですが、理科の話になると、少し暗いのです。
よくよく聞くと「分からなくなってしまった」との事でした。
真面目に授業を聞いていたんだろうけど、1回さらっと聞いただけでは、きちんと理解出来なかったのかもしれません。
幼いゆえ、ちゃんと理解していない事にも、気づいてなかったのかもしれません。
男の子はプライドが高い
この「分からない」を聞き出すのに、少々時間がかかりました。
私にも言わないのに、塾の先生に質問しに行くはずがありません。
こんな不便なプライドは全く不必要なんですが、生まれ持った性分なので、仕方ありません。
通っている公立小学校では分からない問題は今まで無いし、
通ってきた習い事のスポーツやピアノでは、「分からない」のでは無く、「出来る」か、「出来ない」かでした。
「出来ない」事は目に見えます。
指導する側は出来ない事に対して、教え方を試行錯誤できます。
女の子にもいろんなタイプがいますが、どちらかとゆうと ”おしゃべり” 好きな子が多いから、分からない事も ”おしゃべり” のネタに出来ちゃったりもします。
成績が下がっても、塾には関係ない
あたりまえですが、指導する立場の人は、分からない所は積極的に質問に来る、”理解しようと努力する子” を歓迎してくれます。
塾の側から見ると、黙っている生徒に対して、どこでどう分からなくなったかを探してくれたりなんかは、してくれません。
塾は大勢の生徒を抱えていますし、生徒の表情を読み取ってフォローする余裕はありません。
それに、成績が伸びそうな子を伸ばして、合格実績を伸ばさないといけないのだから、仕方ありません。
合格実績は、次年度以降の経営に直結してくるからです。
一緒に取り組んでみる
先生に聞けず、やっと母親の私にポロッと「分からなくなった」と告白したのです。
これはヤバいなあ~と感じ、中学受験の経験も無い、文系おばさんの私ですが、わかりやすい参考書を探して勉強してみました。
テキストの問題を、一緒にいくつか取りくんでみたら、案外すぐに原理を理解できたようです。
あんなに、暗いムードになっていたのに、その後はまた、ケロっとして塾に通っていました。
息子は何も言葉では表現していませんが、一緒に取り組んでくれる人(頼りなくても。。)がいる事で安心したと思います。
その後、何度かこんな感じな事がありましたが、この時の経験のおかげか、難しい問題に出会っても、それほど不安に思わなくなったようです。
”そのうち分かるようになる”と思えるようになった事で、ガチガチだった私たち親子に少し余裕が生まれました ♪
まとめ
算数、理科の問題はどんどん難しくなっていきます。
分からないままでいると、その単元どころか、その科目全部が嫌になって、受験自体を辞めてしまうかもしれません。
しっかりしたお子さんだと良いのですが、やはり小学生なので、理解出来ていない所があるときは、すぐに見つけてあげれるといいですね。