Moms-diary’s

思春期の子供2人と中年の夫と暮らす主婦の日記

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牛乳について③ 牛乳は結局、たばこやお酒のような、嗜好品なのかもしれません。

こんにちは、またまた牛乳について考えていきたいと思います。

前回までの記事では、乳がん前立腺がん)と牛乳との関係について書いていたのですが、今回はその他の事について勉強してみました。

 

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 本当は牛乳を飲むと骨が脆くなる?

ほとんどの人は、牛乳を飲むと骨が丈夫になると信じていると思います。

実は私も全くそう思っていました。

ですが、どうもそうでは無いようです。

 

カルシウムは胃で体内に吸収できるようにイオン化されてから、腸で吸収されます。

牛乳に含まれる乳タンパク質のひとつであるα型カゼインは、牛乳中の多くのカルシウムと結合してしまうので、胃の中でイオン化されずに吸収されにくくなってしまいます。

また、牛乳は加熱殺菌されることで、カルシウムがリン酸カルシウム塩という物質に変化し、体はそれを有効に使えうことができません。

 そして、牛乳を飲むとかえってカルシウムが体から溶け出してしまうそうなのです。

どうゆうことかというと、、 

牛乳を飲むと消化されにくタンパク質を多く取ることになり、腸の中にタンパク質の中の窒素の残留物が増える

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この窒素残留物が吸収されて血液中に増えると血液が酸性に傾く

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体はそれを元来の弱アルカリ性に戻そうとする

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血液を弱アルカリ性に戻すために、体は血液中のカルシウムを増やす

そのために必要なカルシウムは骨から溶け出してしまう

(※カルシウムには血液を弱アルカリ性に保つ働きがあって、血液中のカルシウムが不足すると副甲状腺ホルモンが分泌されて骨からカルシウムが溶け出し補います)

 

スウェーデンの大規模研究では、2014年に 「牛乳をたくさん飲む人ほど寿命が短く、女性は骨折率が上がる」という結果が発表されて、話題になったそうです。  

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人は牛乳のタンパク質を分解できない

生の牛乳には多くの栄養素、乳酸菌などの善玉菌が多く含まれていて、カゼインを分解してくれる酵素も含まれていました。

ですが、現在衛生上の理由から牛乳は加熱されるようになり、この酵素の活性が失われています。

そして牛乳中の善玉菌も死滅してしまいます。

 

この酵素が働かなくなることで、牛乳に多く含まれるα型カゼインは、人間には消化されなくなります。

そしてカゼインを多く取ると、腸に未消化物がたまって、腸の炎症を起こしやすくなって、下痢、便秘などが起こります。

 消化できない αカゼインはアレルゲンになりやすいので、遅延型アレルギーの原因にもなるそうです。

 

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牛乳を飲むと中毒になる

牛乳のカゼインからはエキソルフィンと呼ばれるモルヒネ様の物質が出来ます。

(※小麦のグルテンからも同じくエキソルフィンができる)

この作用は、脳内でモルヒネの様な作用を起こし、牛乳、乳製品をとると翌日もとりたくなる「中毒症状」を起こします。

カゼインからできたこのモルヒネ様の物質は脳神経に作用し、精神不安や神経障害などを起こしたりするそうです。

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牛乳は鉄の吸収を妨げる

α型カゼインは胃に入ると胃液と反応して、カードと呼ばれる乳餅(乳中のタンパク質が酸で擬固したもの)をつくります。

このカードは粘着力の強いタンパク質となり、多くの栄養素の吸収を妨げてしまいます。

特に問題になるのが、鉄の吸収が阻害されることで、鉄不足による貧血が問題になります。

 

日本人は乳糖を分解できない

牛乳には約5%の糖質が含まれていて、その全てが乳糖で、乳糖を分解するのはラクターゼという酵素です。

生の牛乳にはラクターゼが含まれているのですが、加熱処理された現在の牛乳には含まれていません。

日本人の80%は体内でラクターゼを作れない「乳糖不耐症」といわれています。

乳糖不耐症の人が牛乳を飲むと下痢をしたり、ガスがたまったりして、腸に負担をかけてしまうそうです。

 

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まとめ 

私もお歳柄(更年期。。)で、カルシウムを今まで以上にとるように婦人科の先生に指導されたので、去年くらいから乳製品を頑張って多くとっていました。

最近、牛乳について調べていたら、”これはヤバイのかな?”って感じてきています。

ここ最近は「牛乳有害説」が論議されているようですが、上記に書いた事、前記事で書いたエストロゲンの事も、医学者の著者が書籍として何冊も出版されているようだし、やっぱり事実なんだろうなと思っています。

 

牛乳に関わる業界の経営のこともあるし、牛乳は「飲んではいけないもの」とは出来ないのかもしれませんが、「健康によいもの」として扱ってはいけないように思います。

たばこや、お酒のような「嗜好品」として扱われるのが良いのではないのかなと思います。

つまり、「たくさん摂取したら、もしかしたら健康被害があるかもしれないよ」っていう食品ということです。

たばこやお酒や牛乳・乳製品などは、特に感受性が強い人が過剰摂取した場合に、病気をもたらす可能性があるということです。

 

私の父はほぼタバコが原因の病気(肺気腫)で亡くなったのですが、同じくらい吸っていた親戚の人はもっともっと長生きをしています。

誰がタバコを吸うと病気になるか、外見からはわかりませんが、タバコに対しての感受性が強い人の肺がタバコの煙を大量に吸い込むと、深刻な肺の病気になってしまうのは確実です。

でも、タバコは健康被害の恐れがありますよってパッケージには書いているし、皆知っています。

父を看取ったのですが、最期の2週間は見ていられない程、悲惨でした。

この恐ろしさはタバコのパッケージからは全く読み取れません。。

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タバコほどの害では無いかもしれないけれど、牛乳もマイナス要素について、もっと多くの人に知ってもらった方がいいのではないでしょうか。

その上で、嗜好品として楽しむ人がいても、それはそれで良いいのではと思います。

 

牛乳について、最近ずっと考えてきたんですが、

やっと結論がでました!

 

(※参照:パンと牛乳は今すぐやめなさい! 著者:内山 葉子)