Moms-diary’s

思春期の子供2人と中年の夫と暮らす主婦の日記

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子宮頸がん予防ワクチン(HPVワクチン)の定期接種のお知らせが来ました。このワクチンをもっと知っておこう。

もうすぐ中学2年になる娘に、子宮頸がん予防ワクチン(HPVワクチン)の定期接種のお知らせが届きました。

このワクチン接種にはかなりの不安があります。

結論を出す前にしっかり知っておこうと思いました。

 

 

 

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子宮頸がん予防ワクチンとは

子宮頸がんとは、子宮下部の管状の部分の子宮頸部に生じる癌です。

その子宮頸がんの95%以上は、ヒトパピローマウィルス(HPV)の感染が原因です。

HPVの感染経路は性的接触と考えらていて、性交渉のある女性の50%~80%はHPVに感染していると推計されています。

HPVに感染してから子宮頸がんに進行するのは数年から数十年と考えられています。

感染した女性の一部の人はその感染した細胞が少しずつ異常な形へ変化していき(前がん病変)、ほっておくと子宮頸がん(浸潤がん)となります。

 

HPVの中でも、特にHPV16型、HPV18型は前がん病変、子宮頸がんへ進行する可能性が高いのですが、このHPV16型、HPV18型はワクチンによって防ぐことが出来ます。

それが、この子宮頸がん(HPVワクチン)です。

 

ワクチンの種類

日本では、現在3種類のワクチンが接種可能です。

 

サーバリックス(2価)

 定期接種(小6~高1女子対象)

 70%の子宮頸がん(16、18型)などのヒトパピローマウィルス感染症を予防

 対象は10歳以上の女子

・ガーダシル(4価)

 定期接種(小6~高1女子対象)

 70%の子宮頸がん・肛門がん(16、18型)、尖圭コンジローマ(6、11型)などのヒトパピローマウィルス感染症を予防

  対象は9歳以上の男女

・シルガード9(9価)

 任意接種

 90%の子宮頸がん・肛門がん(16、18、31、33、45、52、58型)、尖圭コンジローマ(6、11型)などのヒトパピローマウィルス感染症を予防

  対象は9歳以上の女子

 

※定期接種とは国が接種を推奨し、市町村が接種を行わなければならないワクチンです。その対象期間に接種すれば全額、又は一部を行政で負担してくれるもの。

対象期間外ならば、全額自己負担。

任意接種は全額自己負担。

 

日本国内でのHPVワクチンの接種状況

現在、日本では HPVワクチンの2価サーバリックス、4価ガーダシルは小学生6年~高校1年の女子対象が定期接種(無料)を行っています。

 

9価シルガード9に関しては、2021年2月に発売され、現在、任意接種です。

 

2013年に接種後の有害事象が報告され、子宮頸がんワクチンの積極的な接種勧奨を一時中止していました。

 

近年になり、10~30歳の女性はこのワクチンの接種で、接種しなければ発癌していた人の3人に2人は癌にならない とゆう調査結果が発表されました。

 

先に述べた副反応の可能性も含めたとしても、総体的に見ても、このHPVワクチンは子宮頸がんの画期的な予防方法と考えられます。

なので、厚生労働省はこの「接種の積極的な勧奨」を実質的に再会しました。

 

ただし、「接種の積極的な勧奨」の差し控え は撤回されたわけではないようです。

 

副反応とは

HPVワクチンの有害事象は国内外で890万回接種で、副反応疑いが0.03%の2584人で、うち186人は通院を要する未回復な状態で、10万回接種で、2人とゆうことになるそうです。(平成26年11月まで接種した人)

 

起こる可能性のある副反応は

軽い副反応

・接種部位の痛み、腫れ、赤み

・接種部位のかゆみ、出血、不快感、疲労感。

・頭痛、腹痛、筋肉や関節の痛み、じんましん、めまい

 

重い副反応

アナフィラキシー(呼吸困難、じんましんを伴う重いアレルギー)

 約74万回接種に1回

・ギランバレー症候群(手足の力の入りにくいなどを症状とする末梢神経の病気)

 約178万回接種に1回

・急性散在制脳脊髄炎(ADEN)(頭痛、嘔吐、意識低下などの症状の脳などの神経の病気)

 約222万回接種に1回

※ この頻度の数字は平成26年3月末までに報告された症例について、専門家が評価を行い、頻度を計算しています。


子宮頸がん検診について

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HPVワクチンを打っても、防げない種類の子宮頸がんも、少ないですが有ります。

なので、接種したとしても、子宮頸がん検診もしていかなければなりません。

 

もし、HPVワクチンを打たずに、毎年必ず子宮頸がん検診を受けつづけるとします。

万が一、子宮頸がんになってしまったとしても、1年に一回の検査で癌は初期の段階で発見されるはずです。

なので、命は失う確率はかなり低くなると思います。

 

 

ですが、これは本人の意志で受けにいくものなので、本人が面倒くさいからと検診に行かない可能性もあります。これは子宮頸がん検診だけの事ではないですが。。

特に若い女性は、あの診察台はなかなか抵抗があると思います。

 

2004年から子宮頸がん検診は20歳以上が対象になりました。

しかし、現在の日本の婦人科検診率は45%くらいで、また20歳代となると25%くらいです。

 

アメリカでは80%以上の受診率で、日本はこれに比べるとかなり低いのが目立ちます。

 

実は私の母方の親族に乳がんを患った人が何人かいます。

おそらく私は癌家系にあたるのではないかと思います。

また神経質な性格であるとゆうこともあり、私は20代の独身の時から、子宮頸がん検診と乳がん検診は自費の場合でも受診してきました。

 

私の姉も必ず、毎年子宮頸がん検診を受けていました。

2年前、その検診で子宮頸がんの前がん状態であった事がわかり、子宮摘出手術を行いました。

もう子供も大きくなり、更年期の年代でもあったので、摘出した方が良いとのことでした。

 

 まとめ

子宮頸がんワクチンは、子宮頸がんを防ぐのに、非常に有効だとゆうことはわかりました。

ワクチン接種後、重篤な副反応で今でも苦しんでいる方もいます。

 

 今まで定期の予防接種は迷わず全て、迷うことなく子供には打ってもらいました。

任意のものも、積極的に打ってもらいました。

 

 ですが、やはり今回は今すぐの結論はでませんでした。

 

もうしばらくは接種せずに、検討しつづけようと思います。