Moms-diary’s

思春期の子供2人と中年の夫と暮らす主婦の日記

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実家の工場が燃えそうだった話し。空気が乾燥した冬はとにかく火の元、気をつけてください。

ブログ訪問ありがとうございます。

先日、私と主人がよく歩いていくスーパーの近くのお家が火事になりました。

ものすごい炎と煙だったようで、朝の報道番組でも取り上げられ、消防車が40台以上も出動した大火災でした。

すごく心配していたのですが、ニュースで40代の男性が亡くなられたと知りました。

まだお若くて無念だったと思います。

ご冥福をお祈りしたいと思います。

火事って、本当に恐ろしいですね。

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実は、私が独身で実家に暮らしている頃に、実家の隣の工場が火事になったことがあります。

その日、早朝5時か6時くらいだったと思うのですが、私が寝ていると誰かが「火事だ!」と行って自転車で通る音がして、私は目を覚ましました。

私の部屋が道沿いの1階だったし、住んでいた家が古い家で外の音がよく聞こえたことで、その声が私に運良く聞こえてきました。

私も、寝ぼけながらも、一旦家の外に出てみると、玄関前が煙で真っ白になっていて前がよく見えない状態でした。そしてとにかく煙臭い!

慌てて、家に戻り、寝ていた両親に「火事、火事!」と慌てて起こしました。

うちの両親は実家の隣で繊維工場を営んでおり、工場に燃えやすいものがたくさんあるので、工場の火事を常に恐れていました。

なので火事と聞けば、二人揃って飛び起き、一目散に家を飛び出し工場を見に行きました。

二人の脳裏には廃業という文字が浮かんでいたのかもしれない。

繊維業の不景気で周りの工場仲間のほとんどが廃業してしまっていたから、工場が燃えてしまったら、機織の機械に設備投資した借金も保険が下りて返済出来るだろうし、それまで不景気の中、工場経営を頑張っていたけど、火事なら諦めもつく。

なんてことをバタバタしながらも考えたりしたんじゃないかなと。。

ですが、よく見るとその火事はお隣の工場でした。

すぐに消防へ通報し、消防車が来て消火活動が始まりました。

通報した時はすごい煙だったけど、炎は建物の外には見えていませんでした。

でも消防車が駆けつけた頃には、建物はものすごい勢いで燃え盛っていました。

炎の火の粉がうちの工場に降りかかって来ていましたが、火が燃え移ってしまう前に工場の火事は鎮火されました。

不幸中の幸いですが、工場には誰もいなかったので、この火事でケガ人は出ませんでした。

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うちの工場はなんとか火事から難を逃れ、両親はその後10年くらい繊維工場を営んで、廃業することを決心し、ついに工場の機械を止めました。

父や母は廃業しようとする頃にはもう、老体で体がとても辛そうでした。

今から考えると、(ほんとは考えていけないけど)あの時うちの工場が燃えてしまっていたら、もっと楽な老後になったのかもしれない。

父はやっと引退した早々、肺気腫と診断されました。

その後肺がんも併発し、引退から5、6年しか生きられませんでした。

あの日、通行人の火事という言葉で、私がすんなり目を覚まさなければ、工場は燃えていたのかも。

いえいえ、これも、父や母の運命だったのかもしれません。

 

それにしても、火事はやはり怖いです。

就寝中の火災は、死に結びつきます。

火事で亡くなる大きな要因は煙による一酸化中毒です。

火事になれば、逃げればと思ったりするのですが、寝ていると知らぬまに煙を吸って動けなくなるそうですから、寝たまま焼死するケースが多いですよね。

 

一度、私は怖い夢を見たことがあります。

寝ていると、焦げ臭い煙が部屋中に散漫していて、「あ、火事だ!」と思っていても声も出ず、体も動けず、「あ~死んでしまうかもしれない」と恐怖を感じて目が覚めた日がありました。

冷や汗をかいていました。本当に怖かったです。

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幸いにも今のところ、正夢にはなっていません。

だんだん、寒くなって、これからは空気も乾燥した日が続きます。

どうか、みなさんも火の元、お気をつけ下さい。