Moms-diary’s

思春期の子供2人と中年の夫と暮らす主婦の日記

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ウクライナの惨劇の報道を見て、車に轢かれて死んでた猫を見てしまった時の映像がフラッシュバックしてしまいました。

ブログ訪問ありがとうございます。

実はこないだ、家の近くの道端で猫が死んでいるのを見てしまいました。

どうも車に轢かれていたようなんです。

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ひき逃げされた猫

昔々私が子供の頃は、地元の田舎の道で、猫や犬が車に轢かれて死んでいたのを時々見たことがあります。

昔と今ではペットの飼い方や、野良猫、野良犬の状況が全然違います。

だからと思いますが、大人になってからは見たことがありませんでした。

なので、見つけた時の衝撃は強烈でした。

10メートルくらい手前では寝そべっているとしか思えなかったのですが、近づいていくずつ、猫が死んでいるということがハッキリしていきました。

猫は車道の端で、両腕両足を伸ばし、うつ伏せで寝そべっていました。

一瞬見たら、ただ寝そべっているように見えるのですが、顔を横に向け、目は見開いて血を流していました。

心臓が止まりそうでした。

横を通り過ぎる車も、猫に気づき、皆猫を避けて徐行しながら通っていきました。

実は実は、その数週間前にも、その猫が道ばたで寝っ転がっていて、轢かれているのでは?!と一瞬焦ったことがありました。

確かにその猫でした。

ただ、その時はただ寝っ転がっているだけでした。

おそらくまた不用心に道で寝ていて、車の死角になって轢かれてしまったのでしょう。

轢いた人は気づかなかったのかもしれない。

気づいても猫と分かって、行ってしまったのでしょうか。

可哀想に、痛かっただろうに。

悲しいけど、即死だったと思いたいです。

 

段ボールの棺

ものすごくショックで、しばらく頭が働かなかったのですが、その猫が死んでしまった場所の真ん前のお宅が電気屋さんで、ご主人がいらっしゃったので、その猫の事を相談しました。

するとびっくりして、すぐに小ぶりの段ボール箱を持って来てくれました。

そして振り向くと、小学生の子供たち数人が猫を取り囲んで騒いでいました。

どうも、その猫は子供たちに懐いていた野良猫だったようで、以前からよく知っていたそうです。

その猫が突然死んでしまったのですから、子供たちも一大事件ですよね。

そのうちのどの子かのお母さんもいて、その方が今度はそのご主人に新聞紙が無いか尋ねていました。

ちょっと私はビビりなので、その猫をさっと抱きかかえることは出来そうにも無かったのですが、そのお母さんは勇敢にも新聞紙で猫ちゃんをくるっと巻いて箱に入れようとしてくれました。

私もなんとか勇気を振り絞ってお手伝いをし、箱に入れてあげることが出来ました。

その電気屋さんに偶然あった箱だけど、本当にその猫がぴったりに収まるサイズで、きちんと蓋もできるようになっていました。

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その時すでに夕方5時を過ぎていました。

大阪市では飼い主のわからない犬、ねこ等の死体が道路上に放置されていた場合、電話をすると引き取りに来てもらえるのですが、受付時間が8時半から夕方5時までなので、その日は来てもらえません。

可哀想ですが、次の日までその箱に入れたまま、その電気屋さんのそば(車は通らない)に置いておくことになりました。

そして次の朝一番で、市の環境事業センターへ電話し、引き取りをお願いしました。

 

朝の短いお通夜

その朝は気づけば冷たい雨が降っていて、気になって、その場所を覗くと段ボール箱にビニールが掛けられていました。

電気屋さんのご主人が掛けてくれたのだろうかとホッとしていたら、回収車の音がしました。

来たかなと思っていたらインターホンが鳴り、

昨日のあのお母さんとお子さんが「今猫ちゃんは行きましたよ」と、

親子で伝えに来てくれました。

あのビニールを掛けてくれたのは、そのお母さんでした。

あの猫が何年か前から、この辺に住み着いていて子供たちに馴染んでいたとか、もう一匹黒い野良猫がいて、その猫に死んでしまったあの猫が時々イジメられていたとか、そんな話しを聞きました。

私も以前にあの猫が道ばたで寝そべって、死んでいるかと焦った話しとかして、最後になんだかお通夜??のような雑談をしました。

その親子のお二人が帰った後、電気屋さんのご主人も、「猫は連れていってもらえたよ」と知らせに来てくれました。

やっぱり皆気になっていたようでした。

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最後に

あの猫がどうやって生まれて、どうやって暮らしていたのかは分からないのだけれど、

次生まれ変わったら、車に轢かれる事のないような環境に生まれてきてほしいな。

あれからちょっと時間が経って、この事を忘れかけていたのですが。

昨日、強烈な映像を見て思い出しました。

ぼかしが掛かっていましたが、多くの遺体が道に置き去りにされていた光景が、ひき逃げされて死んでいたあの猫とオーバーラップして、身震いしました。

 

ロシアががウクライナへ軍事侵攻してから1ヶ月以上経ち、紛争の生々しいニュースが毎日報道されています。

今までも多くの衝撃的な映像を見たのですが、昨日はあまりにも恐ろしくて、思考停止になりました。

とにかく早く終わらせてほしい、こんな事が起こらない世の中になって欲しいと思うばかりです。