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お正月に2年ぶりに実家に帰って、久しぶりに父の仏壇に手を合わせてきました。
そのせいか、ふと思い出したことがありました。
私がまだ20代で実家で家族と暮らしていた頃のお話なのですが、半年くらいの間に私の家族に災難が一気に起こった時がありました。
姉弟3人、ほぼ同時期に失業
私は3人姉弟の次女で、その時偶然なのですが社会人だった3人共がほとんど同じ時期に仕事を辞めてきました。
今ではその時の記憶がおぼろげなのですが、当時、私は急に職場が嫌になって辞めてしまいました。
弟は転勤辞令が出て、転勤が嫌でその3日後に退職してきたそうです。
姉はよく分からないですが、仕事を辞めてきていました。
というわけで、いい年をした若者が3人家でゴロゴロしていた時期がありました。
両親はといえば、とにかく子供には放任主義だったのか、勝手に仕事を辞めても何も言いませんでした。
成人しているといっても、勝手に仕事を辞めたら、何か説教のようなものを言ったりするもんじゃないかと今では思うのですが、子供の頃から教育や進路は全く放任だったせいもあると思います。
突然弟が倒れる
そんな時、車で出掛けていた弟が帰ってくるなり、車のそばで倒れこんでしまいました。
その時運良く父が帰ってきて、倒れこんだ弟を見つけて、すぐその足で病院へ連れていきました。
弟はその時、白目をむいて意識を失っていたようで、父もすごく焦ったそうです。
病院につくと、さっそく検査が行われました。
検査の結果は肺気胸ということで緊急処置が行われ、その後1週間程度の入院した後、すっかり回復となりました。
肺気胸というのは、肺に穴が開いて空気がもれてしまう病気で、痩せた若い男性におこりやすいそうです。
軽度の場合は症状もなく自然に治ってしまうこともあり、そうではない場合も適切な処置を行えば、1週間程度の入院でたいてい完治するそうです。
というわけで、弟は中年になった現在も元気にしております。
母が急に倒れる
弟がそんなことになり、母がものすごく心配したせいか、弟の退院後すぐに母の体調が突然悪くなりました。
顔が黄色い(黄疸)と周りからも指摘され、最寄りのクリニックに検査しにいくことになりました。
血液検査の結果がとても悪かったらしく、結果を聞きに行く前に自宅にそのクリニックから電話が掛かってきました。
その電話を切ったあと、すぐ身支度をして大きい病院へ行くことになり、そのまま入院となりました。
あまりに急な事態で、何が起こったのかその時は分かりませんでしたが、お医者さんの説明では血液検査の肝臓の数値が異常に高かったそうです。
その電話では母に伝えられなかったそうですが、どうも劇症肝炎並の数字だったそうで、もし劇症肝炎だったら、短期間で死に至る可能性もあったそうです。
これは後から父がそのお医者さんに聞いたそうです。
幸い母は劇症肝炎ではなく、B型肝炎でもC型肝炎でもなく、一過性の肝炎だったようで、おそらくA型肝炎だったようです。
調べるとA型肝炎は劇症肝炎になる可能性があるそうです。
肝炎の治療では、とにかく長い間安静にしておかないといけないそうで、母は数か月も入院することになりました。
とにかくよく動く母は安静生活がとても苦痛だったようで、入院中に一時帰宅した時はダメなのに家中を動き回り、病院に戻るのを嫌がりました。
その後母は無事退院し、後遺症もなく80を過ぎた今も、とても元気に暮らしております。
ちなみに肝炎の原因が何だったのか全くわからなかったのですが、私たち家族は血液検査を受け、全員陰性でした。
1週間に2度の私の事故
母が退院した頃、私たちはそれぞれ新しい仕事を見つけ、すでに働き始めていました。
私は新しく通いだした職場に通うため、最寄りの駅までバイクで行き、そこから電車通勤でした。
そのバイクで駅から帰る途中に、突然飛び出してきた犬にぶつかり私はバイクと共に横転してしまいました。
今でも思い出すと鳥肌がたつくらい恐ろしいのですが、その直後にトラックが倒れた私のバイクを轢いて通過しました💀
不幸中の幸いにも、バイクは道の真ん中側に飛んでいったのですが、私は路肩側にとばされていて、トラックに轢かれたのはバイクの方でした。
バイクはまともに轢かれたので大破していました。
私は打ち身や擦り傷はひどかったのですが、怪我としては軽傷ですみました。
私が道路側へ転がっていってたら、絶対死んでいたと思います。
私があまりのショックでうずくまって動けずにいたら、不覚にもトラックはそのまま行ってしまいました。
いきなり転倒したのは私なので、私の非が大きいと思いますが、バイクが大破したのだし、せめて警察を呼んで事故処理をしてもらえれば、多少は保険交渉はできたのかもしれなかったですが。。
そしてぶつかってしまった犬はいなくなっていました。
きっと深い傷をおってしまったのかもしれない、可哀想なことをしてしまいました。
その後一旦家に徒歩で戻り、隅っこに寄せた大破したバイクを母と引き取りに戻り、その後病院で傷の手当を受けました。
次の日は会社を休ませてもらって、通勤に必要なバイクを買いなおし、傷が癒えてはなかったのですが、その次の日からまた通勤し始めました。
するとその数日後に、今度は信号のない交差点で軽ワゴンとぶつかってしまい、またバイクが転倒して、癒えてない傷のところをまた打ってしまいました。
徐行速度での衝突だったので、怪我自体はたいしたことが無かったのですが、ついこないだ怪我した部分をまた強く打ち付けてしまったので、「痛~い!!」と叫んでしまいました。
その声のせいもあったと思うのですが、事故を見ていた人が救急車を呼んでしまって。。
おかげで、ただの擦り傷だったのに救急車に乗せられてしまいました。
あれから数十年になりますが、救急車のベッドに横になったのはその時だけです。
この時は私の方が優先道路になっていて、目撃者もいたこともあり、私の買ったばかりで事故にあったバイクは、今度は事故の相手の方の保険で新品になりました。
それは良かったのですが、その事故で会社に行けないことを、その救急車で運ばれた病院から会社に電話したら、心配は全くされず、またかと怒られてしまいました。
当時新入りで、仕事の出来も悪かった私には厳しい職場状況でした。
最寄りの神社でお祓いと祈祷
軽傷ですんで本当に良かったのですが、たった数日内に2度も事故が起きてしまうなんて、家族もこれはヤバイんではないかという話しになりまして。
新しいバイクを伴って最寄りの神社でお祓いをしてもらうことになりました。
父は行かなかったと思うのですが、母と姉弟と私とそのバイクとで、神主さんにお祓いと祈祷をしてもらいました。
その後色んな事がありましたが、今回のような危険な目にあうことはありませんでした。
父はお祓いに来なかったせいではでないと思いますが、還暦を過ぎた頃から喫煙のせいで肺の病にかかり、70過ぎで亡くなってしまいましたが、母も弟も姉も重い病や大怪我とは縁がなく、皆元気に暮らしております。
最後に
私はそれほど信心深い人間ではなくて、お祓いも母が言い出したことでした。
でも、あの時私の家族には本当に何か憑いていたのかもしれないなあ。
最後お祓いに行ってなかったら、また何か良くない事が起こっていたかも、なんて思ったりもします。
祈祷やお祓いってしない人はけっこう多いと思うけど、でも悪いことが立て続けに起こっていれば、検討してみた方がいいような気がします。