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前回、中学受験後の中1の1学期の事についての記事を書いてみたのですが、我が家の息子が度ハマりした中高一貫校でありがちな「中だるみ」をどうすれば回避できたのかを考えてみたいと思います。
中高一貫校の中だるみの原因
我が家の息子は、どっぷり中高一貫校の中だるみにはまってしまいました。
もちろん、周りに流されず自分の意志でコツコツ勉強できている優秀な息子の同級生も多くいます。
ではなぜ中だるみにどっぷりハマる子供が多くでるのか考えてみました。
必死に頑張ってきた中学受験からの開放感
とにかく中学受験の最高学年(6年生)は志望校に向かって必死になっていたので、合格・進学と共に緊張から解き放たれます。
実際、親の私も息子の合格を確認後ホッとした直後から、家族旅行の計画を始めたり、お祝いをしようとレストランを探し始めたりしました。
中々行けなかったあそこへも連れていってあげたい、友達ともたくさん遊んでほしい。
そんなことばかり頭に浮かんでいました。
大人でもこんな感じなので、小6の子供はもっと開放感で一杯だったことでしょう。
中学受験でお預けになっていた反動でゲーム等の娯楽がエスカレートする
我が家の子供は遺伝的なこともあると思いますが、目が悪くなるのが早かったので、DSのような画面の小さなゲームをかなり制限していました。
でも6年生では制限しなくても、もうゲームする時間がなく、娯楽時間は学校から帰ってから塾へ出かけるまでの約2、30分程度の間に15分で終わるアニメを毎日見ていました。
そんなわけで、6年生は受験が終わるまで制限しなくても、ゲームが出来ませんでした。
その反動もあったし、私もゲームの制限を緩めてしまったこともあって、中学校からは息子はゲーム時間が大幅に伸びてしまいました。
気づけば反抗期のグレードがアップしていて、制限しずらくなっていきました。
思春期の反抗期がMAX期になる
こと男子に関しては個人差もありますが、中学生くらいから本格的な反抗期に入っていくと思います。
少々マイペースな性格でも、小学校の間はなんとか親のゆうことを聞いていたとしても、中学生以降は頑固に聞き入れてくれなくなったりします。
これは親にとっては頭が痛いことかもしれませんが、自我を確立していく過程なので仕方無いことだし、当然のことなのかもしれません。
でも、それまで自分の意志で勉強してきたわけではなかった子供が、勉強以外の自分の打ち込める楽しみを見つけてしまったら、突き進むのみではないでしょうか。
親や先生がいくら説いて聞かせても、その自分で見つけた楽しみに勝つことは難しいでしょう。
ましてや親や先生の説き方がマズイと、感性が高すぎる性質の子供の場合、さらに状態が悪化してしまうことだってあります。
そうすると、「中だるみ」という緩い言葉では表せない深刻な状況になるわけです。
だから、この時期の子供への対応は難しい。。
子供の自主性を尊重する学校
中高一貫校も、それぞれの学校の方針が全く違います。
スパルタ的であったり、のんびりであったり。
スパルタ的な校風の場合、中だるみは起きにくいのでしょうが、スパルタの度合いによっては少なくない脱落者を出してしまう可能性があります。
生徒個人個人の体調や精神面は常に変動していますから、学校側も全生徒の個々に寄り添うのは難しく、数人の脱落者は想定内のことなのかもしれません。
本人の意志が高ければ相乗効果で、かなり高い成果を上げることができるのですが、そうでなければ途中で投げ出してしまうかもしれない。
投げ出した生徒をどこまでフォローするかは学校によって異なると思うのですが、それはその場、その時の先生の裁量に大きく左右されるので、その危機をうまく切り抜けるかどうかは運任せなところが大きいと思います。
自主性を尊重する校風の場合、自主性に欠ける子供は、100%中だるみに突入します。
だから と言って我が子を中学受験の際に、”バシバシ鍛えてくれそうな学校に進学させる” という風にはなかなかいきません。
受験は複雑な作業で、本人にぴったり合う学校に皆が通えるとはいきません。
この場合、「中だるみ」回避には自分でガツガツ勉強するタイプでなければ、家庭内で、もしくは塾や個別指導などでフォローしていくしかありません。
子供の自主性に欠ける性格
積極的に知的好奇心を満たしたい聡明なお子さんが、ドンドン学力が伸びていくのは、誰から見ても当然です。
私個人的にはそうでないお子さんの方が多いと思います。
自主性が弱い子供は、環境によっては沈んでいきやすくなります。
学校は生徒の個性に合わせて指導するのは難しいが、取りこぼしを指摘してくれる場合もあります。
でもやはり自主性がなければ、ずっとやらされる学習を続けていくことになります。
中だるみの回避方法
中だるみの原因を書きだしてみたけれど、当然の要因ですよね。
ではどうすれば中高一貫校の中だるみを回避できたかを考えると
- 大学受験までの6年間を総合的に考えて、段階的に達成すべき目標を最初に子供と一緒に考えて決めてみる
- ゲームにハマるのは、思春期、反抗期ということで、防ぎようがないかもしれないけれど、最初にゲーム等と勉強の時間のバランスを念入りに子供と一緒に話し合っておく決めておく
- たいていの自主性がない子は自分がそうだと認識しているので、そのこともふまえた上で学校の方針も考えて、最初に子供と一緒に通塾や学習計画を話し合って決めておく
というのも、中だるみが始まる前に、そして反抗期が酷くならないうちに、大学受験までの6年間の学習計画を親子で真剣に考えて、子供の意志で決めておくということが重要だったなと思うのです。
(※私の考えなので、一概には言えませんが。。)
それをメモにして、目立つところに貼っておくとか、記録にしておくと、いつか風化されて完全にダレた時のやる気を起こす起爆剤の一つにでもなる可能性もあります。
反抗期が酷くなってきたら、親子で話し合うのが難しくなる場合もありますから、とにかくそれまでに段階的な目標を本人の意志で決めておくと、後々の反抗期MAX期でも自分で決めたことだからと頑張れることに繋がるような気がします。
それと私が今反省しているのは、特に息子のように流されやすい子には、家庭の中で「勉学」をとても重要だと感じさせることを続けれなかったことです。
小学生の間は私も努力できていたのですが、反抗期が酷くなってきたこともあり、そのことを御座なりにしてしまったように思います。
まとめ
長々と書いてきましたが、我が家の失敗から私が考える「中高一貫校でハマる中だるみ」の回避策は
- 進学早々子供の勉学への意気込みが高いうちに、反抗期が酷くならないうちに、段階的目標・段階的学習計画・ゲーム等の娯楽との付き合い方を子供本人の意志で決めさせておく
- 中学受験から引き続き、勉学への関心を家庭内で共有しておくこと
という私なりの答えになりました。
我が家の息子は高1になってから、「中だるみ」にすっぽりハマっていた自分にようやく気いたようで、最近やっと「やらされる勉強」から抜け出せました💨💨
もっと早く気付いてほしかったけど、あの中だるみも成長過程には必要だったかもしれないなと思ったりしています。